シンプルがゆえに胸に迫るものがある。
最初にこの作品を見たときに、私が絶賛してやまないwhoPのMEMORY2や
そのテーマに反響の大きかったリンPのGAMEを連想した。
というと
この方にベタな感想だと突っ込まれそうだけど仕方がないw
アイドルマスター Seasons of Love(RENT) DikeP暗い画面から全員が現れた0:12あたりが私の最もグッと来たところ。
なんか今までにもあったようでなかった登場の仕方に感じる。
目を閉じてカジュアル姿の11人がふわっと現れるあの構図と言うか演出がいい。
新鮮に感じるのがここにいる11人のアイドルに生々しさを全く感じないところだ。
コミュで見られるような喜怒哀楽というか感情豊かな部分がないと言うか。
全員が笑うでもなく落ち着いた表情でたんたんと歌っているのが
ああ、この子達はもう全部わかってるんだという印象を受ける。
恐らく春香や美希の姿をして11人いるけど歌ってる中身の人は彼女たちの誰でもなく
アイドルマスターというゲームの精です、みたいな。
みんな同じ表情・目をして歌っている部分がそういったある種の違和感になった。
とてもDikePっぽいと思う。
その部分が私を含めて見るものを惹き付けるんじゃないか。
黒基調の背景でキャラがぽっかり浮かび上がるような空間で歌う無機質な雰囲気だからこそ
歌詞にある純粋なエッセンスだけを見る人の中に浸透させている感じがする。
見てる方は思いっきり感情的にくるものがあるのに、歌ってる方は全然感情的じゃない。
(と私は感じた)
いわゆる普通の泣かせる作品とは違うところだと思う。
私がこの作品の一番好きな部分はこの妙に悟りきったアイドル達の表情・姿かな。
このステージは観客がいないけど、あそこはゲームの中の閉じられた世界なんだろう。
なので彼女達以外には誰も存在しない。
Pであるプレイヤーはもっと外の世界からあの小さなミニチュアハウスの世界を
覗き込んでいるに違いない。
1年って52万5600分なのか。分で数えた事はなかったけど
長いのか短いのかわからないなあ。
という感じでとってもクサい感想文になってしまった。
最後、2:43あたりの春香が目を閉じて声を伸ばすシーン、あそこ最高ですよね。
逆再生の部分が動き的にリアルすぎて見惚れてました。
あそこの春香は間違いなく歌ってました。
- 2008/08/20(水) 01:32:36|
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