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荒川河川敷

アイドルマスターMAD作品の感想と雑記

im@s side story感想(その2)

本感想は昨日書いた、感想その1の続きです。

【im@s新年会】im@s side story(前編)  iM@S Side Story製作委員会


ということで、私のミュージカルに対する思い込みを打ち砕いてくれたISS。
美希と真の出会いが私的に一番のシーンですが、ここだけじゃない。
その後も神シーンの連続。みきまこの出会いシーンで心を鷲掴みにされ、
続く練習風景シーンで完全に虜になりました。

ここ、NDKPのパートだそうですね・
アイドル達が一切しゃべらず、文字での説明もない、コミュシーンでもない。
なのに、時の流れを表現するのがめちゃくちゃ上手いです。

・両校の生徒たちが次第に仲よくなっていく過程
・歌や踊りが上達していく過程
・少しずつ組み合わせが出来ていく過程
・以上を全員分を1シーンで表現する

これをあのシーンで全部やってるんですよね。これは見てて驚きました。
カメラワークが最高にいい、横スクロールだったり前後奥行きのある動きだったり
各所で練習しているアイドルの練習風景を見事に切り取ってますね。
曲との相性も抜群。
PVシーンがここでも魔法の手によって見違えるようなミュージカルに生まれ変わってます。
何度見ても溜息がでそうです。
あのレンガ壁と赤いビロードのカーテンの背景とそこで練習する構図が好きです。
全員が一箇所でやってるのではなく、物理的距離や時間が離れてることをああいう形で
表現するなんてNDKPも間違いなく天才。
ミュージカルを知らない私にあれはミュージカルだなどとしったかぶりさせるほど
漂う雰囲気がそれっぽい。
さらにあの場面がバッチリはまってるのはダンスのチョイスがいいからでしょう。
シンクロさせにくい曲だと思うのですが、カメラワークのうまさも合って気持ちのいいシンクロです。

うーん、27時間でリアルに追ってたときは、この辺まで見たところで
これはとんでもない作品が来たと思ったものでした。

当時、私は他のブロガーさん達と一緒に27時間リアルタイム更新ブログをやってたのですが、
この辺の時間帯の感想エントリを担当していたのはショコラさんでしたが
リアルでこの大作の感想を書いたのは大変だったと思いますwショコラさんGJ!

見ていくに従って展開も神がかってきます。
亜美真美と美希のトークから始まるシーン。
なんか真と出会う直前の美希と随分感じが違いますよ?明らかに表情がからにじみ出るルンルン気分。。
顔グラ最高!見事に恋に恋する若い女の子の描写っぽい。ヘブン状態とニコ生でも言われてましたが
まさに天にも昇る幸福感?
ここは顔グラとセリフの上手さだと思います。
美希が楽しくて楽しくて仕方がない気持ちが十二分に出てますね。
コンテと顔グラ?を担当されたchicoryP、セリフと動画を担当されたtloPGJです。
そして心お花畑なメルヘンチックなPV部分も見てるこっちまで心が浮き立ちそうでした。
世界が見違えて見えるってやつでしょうかね。くーくP上手い、超上手い。
砂浜でのキャッキャウフフな追いかけっこシーンとか最強でしょ。
この辺になると「すげえ!」しか言葉が出なくなってきます。
でも本当に凄いと思いました。立て続けにこんなシーンを見せられたら
仕方がないですよね。動画のコメを見てもたぶんみんなそんな感じでした。

特にうまいなあと思ったのが砂浜の後に出てくる美希がいっぱい出てくるところ。
(多重分身の部分ね)
12:22~12:30までの見せ方が頭の中が恋心でいっぱいなはちきれそうな感じが最高です。
あのシーンも神ですよね。12:45の終わりの振り付けもお見事です。
あの決めポーズが曲の終わりにピッタリ。最後まで完璧なのが素晴らしいと思います。


・・・今日も感想書ききらなかったので続きはまた後日。
  1. 2009/02/02(月) 00:07:46|
  2. ニコマス作品感想
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

ああ、また長く・・・w。早く自分のブログを有効利用せねばw

>>arakawa さん
美女と野獣を崇めている危険人物が来ましたよw
私もこの作品は歴史の転換点になると思いますね。
優れたミュージカルはダンスパートとストーリパートの繋ぎというか流れというかが融合して進んでいくんですが、
この『im@s side story』は正にそれをやってのけています。素晴らしい。
これを観た後で音楽の元ネタ映画も一応押さえてみたんです。
これは独断ですが、音楽は素晴らしい、ダンスも素晴らしい。
ですが映画全体からしてみると、必要ない部分がかなり多かったんですよ。
そしてこれは昔の映画だからというだけではなくシナリオの所為だと私は思っています。

逆に言えば『im@s side story』はその点を上手くやってのけたという事ですが、
それを今から説明してみます。

例えば美希がヘヴン状態になるシーン。下手なミュージカルだとココは絶対に浮きます。
一人だけの世界、もしくは二人だけの世界というのは実はミュージカルにとって非常に危険で、
上手くストーリー展開とからめないと、どれだけ歌とダンスが良くできていても観客が退屈することが多々あるんですよ。
そこをこの作品は演出の良さのみならず、亜美真美を絡めることで
しっかりと美希と周囲の世界とのリンクを保っています。
まず、ここがすごい。

そうして抜かりの無い演出をした上での話なのですが、次の点は更に重要です。
このシーンで思いっきり盛り上がれば盛り上がるほどに、前半の最後に待ち構えている突然の不幸で
美希が受ける衝撃は大きくなります。
無駄に盛り上がった訳ではなかったということですね。
何度も書いて申し訳ないんですが、ここだけ取り上げてもこの作品は実に素晴らしい。
意外に少なくないんですよ。
ミュージカルで歌とダンスが作品を殺している事って。

音楽とドラマの融合はミュージカルが常に追い求めてきた命題でもあります。
ニコマスのPVがその形態に近いことは前々から意識して来ましたが、
このような形になって結実しようなどとは露ほども思いませんでした。
本気で涙でましたよ。
単純に作品に感動しても泣きましたが。それとは別の涙も確かに流れたはずです。
  1. 2009/02/09(月) 22:48:24 |
  2. URL |
  3. TomF #eOwU5P3o
  4. [ 編集 ]

>TomFさん
その通り、そういう内容こそブログに書くんだ!!w

ダンスパートとドラマパートの融合、私はミュージカルを全然知らない人間ですが
知らなくてもあそこは凄いと思える部分でした。
短い時間で起承転結が全部ある。おっしゃるとおりヘブン状態からの急転直下も
見事な場面転換でした。見るものをより引き込んでいく見事なストーリー構成。
ミュージカルを知ってる人からも、これだけの高評価と言うことは
やっぱり本物なんだなあ。
亜美真美は確かにいいアクセントだったと思います。
実際のドラマでもああいう配役ありますよねw
  1. 2009/02/10(火) 00:13:34 |
  2. URL |
  3. arakawa77 #feDURFr.
  4. [ 編集 ]

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