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No.27: k@non伊織編 最終話 「明日に続く鎮魂歌」』
【アイドルマスター×kanon】 k@non伊織編 最終話 「明日に続く鎮魂歌」 トリスケリオンP盛大に遅刻してしまって申し訳ない><
ということで以下格納
【トリスケリオンPからの語り視点の注文】--------
あらためて、原作であるkanonとアイドルマスター
どっちの世界観もどこまで大事にできたか
(原作知らない人にとって どちらかの世界観をなるべく壊さないで)
物語の雰囲気を出せたかがポイントかと
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私はkanonを知らないもので、その名前から有名なゲームであることだけは知ってるのですが
ストーリーはもちろん登場人物の名前も容姿も知らず、強いて言えば背中に羽の生えた
女の子がいたような気がする、ぐらいです。
なのでとても困ったw。始まってすぐ動画コメと自分の温度差に気付いてしまった。
コメが盛り上がってるところでも、「???」な感じの部分が多く、
ああ、元ネタを知ってたらみんなと一緒に笑って泣けたんだろうなあと思ったものです。
原作を知らなくても楽しめる作品はたくさんあると思うのだけれど
このシリーズは逆に原作を知ってる事で得られる何かをたくさん込めてるんだと思う。
コメを見てるとそう思うんですよね。だからちょっと悔しい。
あそこでコメしているみんなは持ってるんですよね。
この作品を楽しむ為に必要なもの、そして私が持ってないものを。
さて、お題である「どっちの世界観もどこまで大事に出来たか」についてですが
私は「世界観」としては9割以上がkanonではないかと思います。
kanonを全く知らないと言っているのに、こんな事をいうのも変なのですが、
物語全編に流れる雰囲気といいますかストーリーの展開の仕方や、登場人物の話す
会話の内容やテンポがなんとなくアイマスと違うような印象を受けました。
この辺なかなか言葉にするのが難しくて参ったなあと言うところなのですが、
確かにアイマス成分は多いと思う。登場人物は皆アイマスのキャラですし
口調や発言に対する反応の仕方はまさしく各キャラ固有のものなので、
とてもアイマスらしいのですが「世界観」となるとこれはアイマスというより
別世界のものではないかなと。
ひょっとしたら私の思い込みかも知れない。
使用しているBGMや背景がそう思わせてるのかもしれないし、ファンタジー要素が
あるせいかもしれない。でもそういうものを使った作品は他にあるので
自分でもうまく説明が出来ない・・・何が違うんだろう。。
なんとなくこの作品にアイマスっぽさは少なめだったような印象を受けました。
もちろんこれはこれで十分ありな手法だと思います。
そんな中一箇所、強くアイマスを感じた箇所がありました。
最終話の春香が伊織にお姫様ティアラを頭にのせてあげるところ。
あの瞬間はこの作品の一番のシーンだと思う。本当にあそこは良かったなあ。
じっくり語れなくて本当にごめんなさい。
kanonを知らなくても楽しめる人はいると思うのですが、
100%楽しむ為には間違いなく原作の知識が必要なタイプの作品だと思います。
両立が必ずしもベストと言うわけではなくどちらかに比重を置いた方がいい場合もあると思いますので
このシリーズはやっぱりこの配分が一番良かったのではとも思います。
難しい構成に挑戦されたトリスケリオンPは見事に描かれました。
- 2009/08/17(月) 02:35:13|
- ニコマス作品感想
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