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荒川河川敷

アイドルマスターMAD作品の感想と雑記

今振り返る物語 - remembrance - 3

続き。

第四話。今思えば、このシリーズに通常とはちょっと違う何かを感じたのはこのあたりだったかも。

アイドルマスターremembrance 第四話「居眠り姫とプロデューサー」  hsc



前回の第二話に引き続き第四話。
今でこそタイトルには"第四話"の文字があるけど、当時はタイトルに話数が振られてなかった。
なので物語を順番に読んでいくには作者コメの「つづき」リンクか公開マイリストの追加順のみを頼りに見ていました。
そしてこの四話を見始めたとき、
あれ?途中飛ばしてしまったかな? と何度か確認したのを覚えています。
だって第二話とは話の流れが全然違うからねw

実際は、二話と四話の間には第三話予告という名のCM↓が存在して、



当時ももちろん見たのですが、あの時は今見始めたのが第四話だという事をあまり気に留めていなかった。
よくみればちゃんと作中にSequence4の文字があるんだけど続きを追っているとわからなくなってくるものです。

なぜ第三話が予告のみでこの時にアップされていなかったのか、については
実際に本編がアップされた2ヵ月後にわかった(わかったつもりになった)のですがこの時は
"第三話が抜けている"なんて気付くはずもなく・・・。

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二話までが比較的重い雰囲気だったのに対し、この四話がなんとものんびりとした雰囲気で
始まったので「お、どうしたどうした?」という感じ。
すやすやとバスの中で寝ている金髪美希はいかにも「ゆとりゆとり」とニコマス内で
言われている美希そのままだったし、起こそうとしているPも普段の様子に見える。
さっきまでの悲しい雰囲気はどこへやら、なんかほっとした気分になります。
何も解決してないけどとにかく一安心。
話を読むと、今しゃべっているPも美希もデビュー当時の頃のようでですね。

この時点では特に説明がなかったので、物語の時間軸が急にわからなくなったのだけど、
まあいずれわかるだろうと観進めていました。

ニコ動でみるアイマス小説、通常ノベマスの魅力ってキャラ絵、背景、音楽、テンポ、
たくさんあるけどその中でも"文章"の部分ってやっぱり大きいと思う。
私が小説としてのremembranceの魅力にハマったのはたぶんこのあたりから。
Pが美希に怒ってバスを降りてから、とつとつと語られるPの美希評。

WS000661.jpg

これですね。これこそ私がremembranceにハマった決定的な部分。
Pのモノローグ。この飾り気のない語り口やその内容がとても共感できるのでした。
二話でもPの独白はあったのですがここにきて、その魅力に気付いた感じ。
この後の話でも、Pの語りはたくさん出てくるのですがそのPの視点や考え方が
自分の中にすっと入ってきたのが大きかったと思います。
Pが登場するノベマスの中には、「あ、このP良い奴だ」と思う時があるのですが。
それまでほとんどノベマスを観ていなかった私にとってはこれが最初だったかもしれない。
特別感情的な事をしゃべっていなくてもなんか伝わる人柄ってあるのです。

ということで、このPから見た美希の評価をうんうんと読みながら
その構成の上手さに少しずつのめりこんで行きました。
ノベマス形式なんだけど、一般的に良く使われる立ち絵ではない事、
背景も実写が使われてたりで、そういう部分も何か特別なものを感じる要素だったかもしれない。
さいたまスーパーアリーナの実写背景とか凄くいいですよねw
どっかでみた建物だと思いました。思い出したらあのまんまの風景でしたね。
ストーリーに沿った背景って重要だなあと思わされた部分です。
こういうちょっとした部分(ちょっとではないけど)が物語に共感を呼ぶ"リアル"を与えているんだなあって。

それと、もう1つ。モノローグに出てくる↓こういうカット。

WS000662.jpg WS000660.jpg


普通の背景ではないカットが結構印象的でした。
人物評の中で使われる、動画ではない静止画の部分ってなんかいいなと。
その人物がより強調される感じで。

これも後々静止画部分で感じることになるのですが、
一枚絵なだけに最高のカットがくる事が多くて。。。いいやこれは後の方で書こう。


少し脱線しましたが、この四話の終わりまで来てやっぱり「!?」と思うものです。
てっきり、そうかたぶんこれは回想シーンなんだな、と思っていたところに意外な展開でした。




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ところで、今は第二話の作者コメに、続きのリンクとして、
2ヵ月後に上がった第三話のリンクが貼られています。
ただ、ファン心理としては第三話は第十三話予告の後に見たほうがいいかなあなんて・・・。

第三話なので当然第二話の後に観たっていいのですが、
それでも・・・・あれは第十三話予告の後に見たほうが"来る"のです。
動画のアップ順にはちゃんと意味があった。


<過去の感想>
初見の第一話~第十三話予告まで
初見の第三話

今振り返る物語 - remembrance - 1
今振り返る物語 - remembrance - 2 
  1. 2009/11/03(火) 22:01:18|
  2. ニコマス作品感想
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