第八話。この物語のテーマに気付かされた神回。
アイドルマスターremembrance 第八話「記憶喪失」 hsc
絶句。第八話にしてこの物語の根幹にあるものがようやく・・・・。
そうか、そうだったのかと。
見始めてすぐ、「ん?また時系列が飛んだかな?」という感じはした。
約1分半後にそれははっきりわかるのだけど、出だしの実写背景の纏う雰囲気が既にシリアスでした。
場面転換したんだろうなと思いながら見ていると、ふいに流れるピアノの音が。
やばいな、という予感はしました。
動画時間は13分50秒。・・・・長い。
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今でこそ第八話のタイトルは「記憶喪失」と名付けられているけど、
当時はもっと全然違うタイトルでした。
八話のテーマそのまま一直線ストレートなタイトルでした。
(実は第一話~十二話まで、当時は全部今とは違ったフリーダムなネーミングだったのですが)
あの時八話の内容に驚き、改めてタイトルを見返して
今まで見てきた物語の点と線が一気に繋がったような衝撃と静かな感動を覚えました。
穏やかにも画面から発せられるこの熱量。今まで抑えてきたものが溢れ出たようなこのオーラ。。
ひたすら画面に見入るしかなかった。
PV作品のように1秒1秒の映像カットが、ノベマスの正念場のように文章の一字一句が、
全てこの物語のテーマを表す方向に向いていました。なんという密度なのか。
13分50秒の間に何度も描かれたそれを目の当たりにするともう何も言えなくなってしまうのです。
私の代わりにコメしてくれた兄弟達に感謝ですね。
原作のストーリーをベースにオリジナルのテーマをここまで見事に融合させられるものなのか、
何故美希をタイムスリップさせたのか、その意図もここにきてようやくわかったのでした。
これが二次創作なのか。MADなのか。
物語を読んでてワクワクを通り越してゾクゾクする瞬間。
約14分を見終わる頃にはその構成の凄さに震えがくるような嬉しさがありました。
大げさな表現かもしれない。しかし動画を見ててこの類の嬉しさが来る事はそうないのでした。
この物語の結末がどうなるのか初めて気になったのがこのあたりだった気がする。
ちらっと話数を確認すると残り4話ぐらい、なんとなく尺数的に終わらないかもしれない。
しかし、、こうなったら残りを全力で楽しむしかないのです。
興奮冷めやらぬまま第九話へ。
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実は当時はタイトルに話数がなかったので気付きにくかったのですが、
この直前にも未だ公開されない幻の第七話があるんですよね。
私は第六話の後、たぶん先に第七話予告CMを見てからこの第八話を見たはずなのですが
リアルタイムで追いかけていたみんなはたぶん第十話の後に見たはず。
話数と公開順が異なるこのシリーズ。なんとなく注意が必要な気がするのでしたw
シホの笑顔と、この八話の間にまだ見ぬ回があるということで。
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この第八話についてはカット、演出、BGM全てが素晴らしいので好きなシーンは数え切れない。
今回改めて見直しても、初見の時に近い感動があるのが驚き。
ふんだんに使われているコミュも見覚えのあるものは結構多くて、
自分が箱○でプレイした時の記憶なのか、ニコニコで見た時の記憶なのか、
かなりあやふやなのですが、コミュの持つ威力が全然別物のように思えたのは覚えています。
鉄棒の逆上がりとか、最初にレストランでスカウトされた話とか、数倍輝いて見えるようでした。
これは・・・・映画でしょ。
じーーーーーっと見ていると、12:58から最後までのあたりとかで震えがくる。
やっぱりこの第八話を抜きにしてこのシリーズは語れない。
一年前よりもこの第八話がもっと好きになったきがします。

<過去の感想>
・
初見の第一話~第十三話予告まで・
初見の第三話・
今振り返る物語 - remembrance - 1・
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- 2009/11/06(金) 01:47:25|
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