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荒川河川敷

アイドルマスターMAD作品の感想と雑記

今振り返る物語 - remembrance - 10

第十一話。私はここのシホに惚れました。

アイドルマスターremembrance 第十一話「キミイシホ」  hsc



今までもwhoPの顔グラのセレクトや配置の上手さに驚いたものでしたが
その威力が一番発揮されているのがこの十一話かもしれない。

今でも多くないながらも架空・ノベマス作品を色々と拝見するのですが
その時その時の会話の内容や雰囲気にバッチリと合ったグラフィックを使うのは
私のような人間にはかなり影響大です。
面白さの要素としては、もちろんストーリー自体やセリフその構成が大きいのですが
それと同じぐらい顔グラってとっても大事だなあと思います。
顔グラのによってインパクトの強さが驚くほど違うんです。

未来から来た美希=キミイシホを滅茶苦茶好きになったのはこの時でした。
文章の上手さもあるけど、シホの表情から発せられるあの穏やかで優しげなオーラ。
目を奪われるとはまさにこの事。



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考えてみると、この第十一話は第八話と全く同じテーマを反対側から見た鏡のような回でした。
八話は未来のPが、記憶を失い昔に戻ったような美希を見て思いにふける回、
一方この十一話は昔のPが成長した未来の美希をみて思いにふける回。
作者が何を描きたかったのか、というのが繰り返しによってはっきりと伝わってくるような気がします。

冒頭の律子との会話からして既に美希(シホ)は落ち着いていて大人なんですよね。
事務員服とメガネがまたたまらない程よく似合います。
(その昔DLCで事務員服が来た時には茶髪美希が一番似合ってると思ってました。)

WS000701.jpg WS000691.jpg


律子に「う…そ、そうか。」と言わせてしまうシホ。
あのやんちゃ坊主、亜美真美を優しく諭してしまうシホ。
なんというお姉さんなんでしょうか。14歳とはとても思えない。
一年経ってるから15歳だとしてもこの貫禄はなかなかもてないですよね。

WS000702.jpg


当時の私は話数通りに、十二話を見る前にこちらを見たのですが、
今回は復習にあたり十二話を先に見たおかげで、納得できる部分があって。

このシホも十二話の伊織に通じる所があります。
年齢不相応ともいえる落ち着きと大人の貫禄。そして穏やかな眼差し。
あの伊織を見た時、この伊織を動かす美希ってどんなだろうと思うのですが
その答えはここにありました。このシホなら心底納得です。
律子や亜美とのやり取りを見てるだけでもそれを感じさせるのは充分だったのだけど
甘かった。真価はその後にやってきました。

シホのトレーニング風景。
キミイシホという存在が私の中の特別な位置に入ったのがこの時。
ノベマスの登場人物に過ぎないシホが、見てる私の中ではっきり名前を持ったというか。。
エージェントを踊るシホのきりっとした格好よさ、そして踊り終わった後のあの表情、超超大絶賛です。
WS000692.jpg

な・・・・なるほど。これがトップアイドルってやつかと。
ここは文章よりも映像に目が釘付けになりました。たとえ文章がなくても
あの映像だけでそれを見てるものにこれが覚醒美希だという印象を植え付けるだけのパワーがあります。
演出方法だけでここまで圧倒されるなんて驚きでした。

以降シホと言えば、大人でお姉さんでダンスに切れがあって優しいこの時のシホが思い浮かびます。
冒頭で顔グラというか立ち絵の素晴らしさにふれましたが、特に踊った後のシーンの表情が最高なんです。
いい表情をセレクトするなあ。さすがですね!
このトレーニングルームでの会話シーンほんといい、10:03のPのセリフは私のセリフでもありますね。
シホが輝いてます!

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・・・・・ツンデレーションのエピローグを見た時にこの十一話のこのトレーニングシーンが
頭に浮かんだ方いないですかね?いたら私の仲間決定!


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そしてやはりここでも語られる未来の話。
まだ登場していない真の話に関してもちゃんとPと担当アイドルの関係が書かれていますよね。
さらに6:05あたりではちらっとだけど、他のアイドル全員の事も。
みんな一年後にはトップアイドルになってるって。

WS000703.jpg

ここもいいですよね。
美希とそのPがメインの物語だけど、もう一つこの物語の根底に横たわるテーマ。
それぞれのP達とアイドルの関係とそれを取り巻く世界。
今は美希に焦点が当たっているけど、ちょっと角度を変えればそこには雪歩とそのPの、
もしくは伊織とそのPの、その他全員と彼女らのPの同じだけのボリュームの物語があるんだろうなあって。
その物語の中では美希も同じように脇役として登場しているのかもしれない。
一人一人が主人公のたくさんの物語が交錯している世界。
はじめからそんな凄いプロットを組み立てて望んだwhoPすげえええええって。
これがあの人の解釈したアイマスの世界なのかって。

前回も少し触れたけど、ツンデレーションに「伊織のremembrance」と副題がついた際
心が躍ったのはこの世界をもう一度読めるんだと思ったから。
まさに上で思ったこの世界を別の角度から見た物語が来ると思えば楽しみに決まってますよね。

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余談ですが、確かこのシリーズからhscの名前がタグにつくようになったと思う。
以降「whoPという名前を持つP」が作品中にいない場合は全部hsc名義なのかなあなんて。
なので、PVであれノベルであれhsc名義でアップする作品は、全部このremembranceの世界観から
生まれたように勝手に思ってたりも。(それだとノーマルPV以外whoPタグつかなくなっちゃうけど;)

そんな感じで私がremembranceの名前をしょっちゅうだすようになったのは
このシリーズで描かれた世界観が滅茶苦茶好きになったから。

一人のPとアイドルみんなじゃないんですよね。
各々のPとアイドル達が存在してそれぞれの個々の時間軸を持って物語を紡いでいる。
それでいてアイドル同士の交流もちゃんとあって交差したり離れたりを繰り返してアイマスの世界が作られていく。
みんなが平行してトップアイドルに育っていったって事は
全員同じだけの素晴らしいストーリーがあるってことですからね。
この”それぞれに”ってところがたまらなく好きなのです。


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7:15あたりのシーン、動画コメがざわついていたけど
仕事2本の意味は私にもわかりました。ついに来たかと。
タイムトラベルものには必ずと言っていいほど発声する重大な岐路。
いったいあの事件をどう描くのかという部分に俄然wktkしたのを覚えています。
この十一話には今の美希が回想やメール以外全く出てこないのが
不安感を煽るような感じで妙にそわそわしますね。
あの時はもう続きが気になって気になって仕方がなくてw。
当時はこの頃になると1話終わるたびに残り話数を数えてましたから。
よし、まだあと○回は楽しめるぞと。

突如新たに湧いた急展開に、既に感動の針を振り切って状態にさらにwktkがプラスされて
とんでもない状態(私が)になってました。




<過去の感想>
初見の第一話~第十三話予告まで
初見の第三話

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今振り返る物語 - remembrance - 9
  1. 2009/11/15(日) 02:14:47|
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