シネ☆MAD 3rd チームE プラネット☆ラヴの感想。
ネタバレ成分を多分に含みます。
【アイドルマスター】プラネット☆ラヴ 1話 介党鱈P 947daP deadblue238P
大絶賛です。見始めた瞬間は、約1時間後にこんなにも感動に震えているなんて思ってもみませんでした。
今回、私はとてつもない幸運にも本作品の先行レビューを担当させて頂いたので
拝見した時は深夜に一人大興奮しておりました。この幸運に厚いお礼と感謝を申し上げます。
そしてあの時以上に完成度が増したこの公開された本編に。
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こういう時ほんとに困るんですよね。
自分の語彙と文章力が不足しすぎて表現する方法がないのです。
あのエンディングがどれだけ素晴らしいのかというのを。
8話 12:37
千早が空を見上げたあのカット、そして同時に流れるED曲。
この瞬間にこれまで見てきた1時間20分近くの物語が一気に輝きました。
ああ、私はこのエンディングを見るためにこの物語を見てきたんだって思えるのです。
と同時に私の中の感動メーターは軽々と限界点を突破していきました。
ここが映画館ならたぶん他の大勢と一緒に、スタンディングオーベーションの波に加わっていたはずです。
(一部誤解がある言い方してしまいましたが決してエンディングだけが素晴らしいわけではなく
それまでの物語も、当然のように滅茶苦茶面白いのです。)
ハッピーエンド大好き人間の私ですが、この作品はたぶんハッピーエンドではないと思う。
はっきり言ってしまうと美希はもう地球には戻って来れないから。
大人の擦れた考えかも知れないけど、やよいの言う「地球から争いごとがなくなる日」が
訪れる事はたぶんない。少なくとも千早達が生きている間には・・・
しかし、しかしです。あのエンディングはそんな私のつまらない考えなんて吹き飛ばすほどに
爽やかで綺麗で清々しくて美しくて希望に満ち溢れていました。
千早もやよいも美希も誰もそんな無粋な事は一言も言わないんです。
笑顔でいつか再びみんなが会える日を信じてるんです。
なんか昔読んだ童話物語のラストを思い出してしまった。
遠い、とっても遠い未来の約束です。いつかもう一度会うために。
千早がメッセージソングを歌いたいと言った時の表情と目の穏やかさ。
惚れます。
後ろ向きなことなんて何も考えずに、しっかりとその約束に向けて歩き始める事の
できる千早がここにいました。強い子です。私はこの時点で既にうるうる来ていました。
12:37。繰り返しますがあの瞬間はもう言葉に出来ないほどの最高の最高の名カットです。
あのカットにつながる物語を書き上げた介党鱈P、青空を見上げる千早の最高に素晴らしい絵を描いた947daP、
そしてあの可愛いEDロールを作られたdeadblue238Pに心からの拍手を。
あのED曲はこれ以上ないほどにEDにマッチしてますね。素晴らしい曲。
エンドロールで曲名が判明してすぐAmazonにCDをポチりに行きました。
これもpop'n musicか。名曲多いなあ。
そして・・・・・・最後の最後に描かれるあのカット。
それまで泣くのをこらえてもここで負けます。
947daP最高です。大絶賛のカットです。
いつかきっと見たい夢の光景を絵にしてくれるなんて。
号泣しろというのか、ここで。。。心が洗われる様だ。
エンドロールの最後に地球へUFOが降り立つシーンからこの光景に繋がるのですが
いいですよね、ほんとにいいですよね。
ああ、私に文章力があればこのエンディングがどんなに素晴らしいかもっとうまく言葉にできるのに><。
く、悔しい。
あのEDを見て以来、この8話をかなりの回数見てます。
時間のない時は、12:33までシークして。。
本当に本当に素晴らしい作品です。
エンドロール中、絶賛コメが止まないのもわかります。
みんな最高だったよな!!!
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順序が逆になりますが、エンディング以外の部分を。
まず、なんといっても千早が可愛い。
やよいも当然可愛いのですが、千早が可愛くて仕方がなくてね。
すっごく自然体だと思いませんか?普通千早といえばもっと愛想が悪くて笑顔が少なくて
なんとなく他人を近寄らせないオーラ的なものを持ってるイメージがあるんですよね。
特に公式を見ると。
でも、この作品に登場する千早は等身大の15歳に見える。
元気がよくて、表情がよく変わり笑ったり怒ったりしてます。
笑顔でグサッと酷いことを言ったりとかw。
特に序盤の↓のシーンでは、見ていて吹き出してしまいました。

会話シーンの作り方うまいなあ。テンポも雰囲気も。
もう千早にツッコミを入れたくて仕方がない人がいっぱいいるんじゃないでしょうか。
宇宙人に対する千早の偏見と3人が繰り広げる日常コントが面白くて面白くて。
この部分だけでも十分1つの作品になるクオリティ。
あと千早の家族も何回か出てきますよね。
あれ、もう全部大好きなシーンです。
暖かい!!なんて優しい雰囲気を発してる家族なんでしょうか。
なんとなく千早が自然体で育っているのがわかるような描写でした。
家族円満で不幸な事も何もなくまっすぐ育っていれば、
千早もこんな柔和な雰囲気を身につけていたのかもしれないとふと思います。
「今日友達を家に連れて行きたい」と千早がクラスから実家に電話してるシーンが
それを象徴してるみたいでとっても頬がゆるみます。いい表情してる。。
こんな風にキャラや会話が面白いだけでなく、背景や世界観に妄想が広げられる部分がいいなあ。
おかげでいつも見慣れてるはずの立ち絵が可愛さ300%増しです。
千早もやよいも美希も、何百回と見ているはずなのに1つ1つの表情がとってもチャーミング。
そして947daPの絵がまた素晴らしい相性です。
可愛い表情もギャグっぽい絵もとてもいい。あれが引っこ抜けた時の表情なんて
新しい千早の魅力を発見したような気分。
やよいはなんていうか可愛いやよいそのまんま。
宇宙人アンテナがあれほど似合うアイドルはいませんね。
「こんないい子が地球人のはずない」というフレーズがまさにぴったりです。
美希は飄々としててこちらも原作に近いイメージかも。
千早の相方としても立ち回りがうまいし、ゴーイングマイウェイなところも実に美希らしい、
黒服が現れた時の対応なんて迅速すぎて美希らしい天才さを感じさせます。
ちなみに美希千早やよいは私の好きなアイドルトップ3を長い間独占している
3人なので、最初この作品を見た時、・・・・私仕様なのかと思ったぐらいw
話変わりますが、4話のファイアーボールネタの含まれた会話とか爆笑しました。
この3人の爆笑コントをいつまでも見ていたい気分になります。
「ほろあま!?」動画コメのみんながゲデヒトニスに反応してるところとか最高w
プラネット☆ラヴの魅力の根元にあるのは、全体を包み込むような暖かさだと思います。
千早の家族もなのですが、メン・イン・ブラックの春香・真含めいい人達ばっかりですしね。
私は介党鱈Pの大ヒット作「ぷよm@sシリーズ」をまだ見たことがないのですが、
思わず納得です。こんなに物語作りが上手い方なら他の作品だってさぞかしと。。。
そんなわけで5話の如月家の団欒というか家族会議というかあの食卓シーンはとってもいい。
これで私の中の高木社長と石川社長のイメージがぐっと良くなりました。
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それだけに6話からの展開はついに来たかという感じでした。
これまではジャンルとしては「ほのぼのコメディ」かな?ともいえる物語が
ここで一気にシリアス味を帯びてきます。
あそこの美希の態度が妙にリアルです。普段と変わらない表情・口調なのですが
「ミキもあんまり落ち着いてないよ。」
という一言がとっても印象的です。この一言の時思わず美希の表情を見直してしまいましたからね。
相変わらず千早の反応が面白すぎるので、それでも今までの雰囲気は残していているのですが。
でも、後で振り返れば美希が帽子を脱いだあの瞬間が大きく方向転換した時
だったというのがよくわかります。
急転直下この急激なストーリーの切り替え方がたまらなく好きです。
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7話でやよいの口から語られた内容はとても重かった。。
1話を見ていた時は、まさかこんな話になるとは本当に思わなかったので。
宇宙人と地球人の関係。なにより凄いのがこのやよいが話す内容の説得力。
実際にどこかの映画でもありそうなほどの、真実味あふれる衝撃の事実。
ひょっとしたらこれはもっと大長編に出来るぐらいのボリュームを持つシナリオなのかも。
全8話で終わらせるのがもったいないぐらいに。
ここでのやよいの話した内容とその時の顔グラ、BGM全てが
見るものを深遠に引き込むほどのシリアスです。
私はこの時固唾を呑んでとてつもない物語の展開にひたすら文字と画面を凝視するばかりでした。
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8話の千早と美希の別れのシーンが素晴らしかったですね。
ああそうか、この二人は心が強いんだなって。
これほどの事態に巻き込まれながら、取り乱していない。
穏やかな目としっかりした意志を持っているのがわかります。
ノベマスの面白さは色々ありますが、私の場合、
原作準拠というかアイマスらしさがある物語が結構好みです。
なんかこう世界観は全く違っても、そこに描かれてるのは間違いなく
アイドルマスターのアイドル達だと思えるような部分が。
特にこの作品なんてファンタジー色がとても強いのに
それでもこれは「アイマス」の物語だと心から思えるのです。
ここにいる千早も美希も私の知ってる二人でした。
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こうやって見てみると濃厚すぎる1時間20分ぐらいでした。
ある意味これだけの内容をこの時間に収めるのが凄いのか。
deadblue238PのOPムービーも格好よかった。
あれを見るとまさか後半あんな展開になるなんて考える人はいないだろうし
そういう意味でもとっても上手い構成のPVだったと思います。
ここぞで来る947daPののイラストも破壊力がとっても高い。
笑いもシリアスも感動的なシーンも全部印象的なカットでした。
本当に素晴らしい作品をありがとう。
- 2009/11/24(火) 01:43:51|
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