先日感想を書いた「りつこのへや」がとにかくいい。
なんというかとても癒されるのである。
どこから観始めても面白い作品なのですが、今日は10:15以降を
何度もシークし戻っては見て戻っては見てを繰り返してます。
初見では前半~中盤のドタバタ部分が印象的だったのですが、なんか今では
ラストの流れがたまらなく良いんですよね。
もちろん最初に見た時だっていい演出だなあと思ったんですが繰り返し見てるうちにもっと好きになってきました。
エトピリカのイントロであるピアノの音が静かに入るあの瞬間の…感興というかなんというか。
空間にぽっと灯がともる感じがなんとも言えないですよね。
そしておもむろに現われる白地に漢字のタイトル。
居住まいをただすような厳かさが見てる私の中にすっと入り込む感じ。

そして始まる二人の会話シーンの心地よさが何度見ても良い。
エトピリカのBGMがこれほどまでに合うシーンは無いんじゃないかってくらい。
この曲、とってもいい曲なんですが今まではどちらかというと番組のOP曲であった
「情熱大陸」の方が好きだったもので、ED曲であったこちらの方はそんなに強いイメージが無かった。
でもこの作品を見て改めて本当にいい曲なんだなあって気付かされました。
二人の絵は動かずセリフだけが現われては消えていく最後のシーン。
ゆるやかで静かな時間の情景が曲と共にしっとりと心に染み入っていくあの2分ちょいは
疲れも癒される本当に素晴らしい演出だと思います。
(追記)
先日感想を書いたあとでこの動画の作者、すちーむ&びーすとさんの「すちーむ」
が弓削Pだという事をようやく知る。なんと、、、今回の作品のシナリオと構成も弓削Pだったりするのかな?
あの名作、ジャンケン大会以降そういえばPの作品を拝見してなかった。見ていれば気付いたかもなあ。
でも、この作品にひっそりと込められたある種の「濃さ」のようなものは、あのシリーズの終章に似ていると思えば
そんな気も・・・。
- 2010/05/19(水) 00:32:00|
- ニコマス作品感想
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