酷くないPの新作に気付いたのは数日経ってからだった。
PのマイリストはRSSリーダーに入れていたので見落とす事などないはずだったのに
何故気がつかなかった・・・
と思ったらもう一つのマイリスト、七六五(仮)の方でした。
既に終わった連載もののマイリストが更新されるとは思ってなかったのでノーマークでしたよ。
まさかの続編キターーーー!!!ヽ(´・ω・`)ノ
七六五(仮) 第拾一話 「突撃! 田舎のマエカワさん」 我那覇響 酷くないPでも、正直この時の心境は複雑でした。
時計の針は既に夜中の1時半を回っていました。今見てもいいのだろうか。
これを見終わった後に果たして私はトイレに行けるのだろうか。
見る前からこの動画が怖いことはわかっていました。
サムネが見るからにあれです。怖い動画だという事を微塵も隠していません。
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以前書いた気もしますが、私はこういう怖い系のものが小さい頃から苦手で
ホラーとかそういう番組や映画などは一切見てないし、視界にも入れたくない程のチキンなのです。
それなのに数ヶ月前?の私は何を思ったか、この七六五(仮)シリーズを見てしまったのでした。
普段なら率先して見ないようにするんですけど。。
あの時は
「フェロデューサーさん」に爆笑し、その勢いで
「ひびきこもり」を見たら
あまりの怖さに背筋が凍る思いをしまして。
でも面白かったんですよ。話の構成とか演出とかその他諸々が。
なので更にその勢いで七六五(仮)を見たらびっくりした。
本物だ・・・
何が?とか言われても困るけどこの話作りの上手さは本物だって。
酷くないPは短編でも面白い作品がたくさんあるんですが、
それでもPの代表作と言ったら間違いなくこの「七六五(仮)」シリーズですよね。
ひびきこもり同様、最初に見た時はホラーを受け付けない私らしく多少の抵抗はありました。
せっかくの明るくて可愛いアイドル達をこんな辛い目に合わせなくてもいいじゃないかとか。
しかし、視聴が止まらない。あの時は結局最後まで見てしまった。
あの恐ろしく駆け足で、超展開についていけなくなりそうな第拾話までw
七六五(仮)は普通に全話怖いのですが、特に記憶に残ったのが
三話と四話のセット、あと九話でしょうか。
前者は前後編の構成の組み立ての上手さに唸ると共に、底冷えするような恐怖を覚えてます。
後者は・・・・ 5:59のあの瞬間、あまりの"あれ"に本当に声が出ました。
あれ、私がやよいだったら絶叫して部屋を飛び出すか、腰抜かして震えているかしてるはず。
あのやよい強すぎでしょう><
思い出した。九話のあの描写を見て、酷くないPの凄さに気付かされたのでした。
特別なエフェクトを使ってるわけでも特別怖いBGMを使ってるわけでもなく、
たった、たったあれだけの変化で私を含めあれほど動画コメのみんなを恐怖のどん底に落としいれるとは
この人天才だろと。
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と、そういうわけで色々な意味で思い出深い「七六五(仮)」シリーズの新作なので
怖いに決まっているのですが、まあ見つけてしまったからには覚悟を決めて見始めたのです。
・・・・・・・・・・。
やはり面白い、そして怖い((((;゚Д゚))))
最初は、例によってPと善永さんの会話があるんですが、これがまた最高に好きw
酷くないPの作品に登場するPのうざさとか、独特の言い回しとか、うざいところとかって
ストレートに私の笑いのツボを抑えてくるので大好きなんですよねw

そんな感じに軽く笑いを取りつつ、、 本編は来る。
やっぱりこの人はどうやったら人が恐怖を感じるかって部分をわかり過ぎてますね。
背景に使われてる曇り空の田舎風景、ひぐらしの鳴き声、BGMのあるところ無い所、
薄嫌い畳のカット、実写もSEもBGMも全てがひたひたと忍び寄る何かを感じさせます。
作者コメにあるとおり、まさにこれは日本的な「隠す」恐怖の見せ方ですよね。
ええ、とっても苦手です><
途中、実はこれドッキリなんだとPが善永さんにいう場面があるんですが
あそこで少しほっとした人っているんでしょうかw
たぶん今まで酷くないP作品を見てきた方なら、私と同様、微塵も安心できなかったのではないでしょうか。
酷くないPがそんな生易しい展開にするはずが無い。ありえない。
ラストたった数秒で大どんでん返しをすることが出来る人ですからね。
油断なんてしたらそれが命取りになる><
そして予想通りというかなんというか、背筋がゾゾゾゾゾとなる結末。
ホラー系の作品の時の登場回数が異常に多い響ですが、普通に良い子ですよね。
恐怖を受ける側としても、
与える側としても。(´;ω;`)
今回だって私ならトラウマになってこんな明るく振舞えないなあ。
相変わらずの酷くない節でございました。お見事です。(ノ_<。)
- 2010/08/18(水) 02:06:26|
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