続きから
アイマスクエストⅣ 107話 第八章11「激昂」 ておくれPとチームアイマスクエストの皆さん
雪歩のピンチを見かねた真達が画面に映った時、どっちかな?とは思いました。
真の性格なら雪歩を助けに行くか、それとも閣下に再度アタックをかけるか、どちらもありそうですよね。
結果は別としていい判断だった
私は6:4で雪歩を助けにいくかと思ったら、真は閣下の方へ。
ルビスのナイフで一太刀でも浴びせられれば・・・という意識が上回ったのか。
あのエスタークを止めることを決断したわずか2~3秒と、亜美が閣下の雷撃にやられてから
迷わずすぐに飛び降りた真が格好よかった。
仲間をゆっくり心配している暇はない。あの真は間違いなく漢でした。
(落下の演出も凄く格好よかった!)
しかし閣下強すぎ・・・。ギガデイン付きの斬撃とか反則でしょあれ。
一撃食らったら即死か瀕死。真達含め普通の人間ではどう考えても勝てませんね。圧倒的な強さと絶望感。。
なので、ルビスのナイフが飛ばされた時も、それを拾おうとした真が先にやよいに取られてしまうのも
「やはり無理か・・・・」という感じでしたね。

閣下を封印できる唯一の希望であるルビスのナイフ。
登場時の雰囲気からたぶん惜しいところまで行くけど、駄目なんだろうなあ、と思ってました。
なんというか少年漫画の展開的に、こういうアイテムって凄く期待させつつも
最終的に敵の策略によりあえなく・・・みたいな感じしませんか?
そこを覚醒した主人公が、最強の敵をアイテムなしで正面から倒すみたいな。
・・・まあ、なんというか他の方の感想を横目でチラ見すると、そこそこ予想は当たってたよ的な
ものが書いてあったりすると結構凹みますよね。
ええ、どうせ私は予想外しまくりです。ほんとにお前はアイマスクエストファンなのか、
今まで何を見てきたのかとか言われたらどうしましょう><
いやーでも、ておくれPって結構主人公達に対して厳しめじゃないですか。
厳しめどころではなく時として容赦がないぐらい圧倒的な形勢不利を描くときもありますよね。
なのでかなり前から "一縷の望みとしてみんなにわかる伏線" であったルビスのナイフは
逆に失敗フラグなのかと思ってました。
アイマスクエストの面白さって色んな面がありますが、その1つはこの容赦のなさだと思うんですよね。
(あれ、この話前にも言ったっけ?)
ほぼオリジナルに入った八章以前は架空戦記としてもちろんベースとなるDQのストーリー構成はあったのに
ておくれPの紡ぐ物語には予定調和などというものをまるで感じさせない上手さがありました。
もちろん予定調和が全くなかったわけではないと思いますが
「どうせここは勇者たちが勝つんでしょ?」みたいに感じたことは一度もなかった。
ボス戦の度に緊張し、ハラハラし、春香達が戦闘不能になった時はショックを受け、ダンジョンを進んでいる時は
何が起きるかドキドキし、辛い描写の時はこっちの気分まで重くなる。
いつも先の読めない展開にワクワクし1話進むごとにその練りこまれたシナリオに惹きこまれていったのは、
ておくれPがこの物語を決して優しいストーリーにしなかったからだと思う。
七章最後のエスターク戦なんか、もうその極地だったんじゃないでしょうか。
開始から最後まで一瞬たりとも目が話せない手に汗握るバトルはこれでもかというくらい春香達が劣勢でした。
とにかくエスタークが強すぎたよね。
補助防御呪文を全員に3つくらい重ねがけしても、効果が出る前から凍てつく波動で帳消しにされ続けたりと
いやいやそこまでしなくても・・・、と思ったくらい。それくらいきつい展開でした。
そういう意味で言えば、今回のピサロチーム VS 閣下四天王もそうですよね。3対4とか。
本題に戻ると、そんなわけで真が閣下への攻撃を失敗した時も私の中では驚きはありませんでした。
やよいの行動には「え!?やよいにとっては春香と閣下は同じ位置づけになってしまったの?」とは思いましたが
この時はそれ以上考えず、画面を追うことに。
一度は春香の頼みに折れたような閣下の表情。最初から春香の反応をみているような感じ
真は追撃のギガデインで倒れ、閣下は真を還すそぶりを見せました。
が、私には真が物語からいなくなってしまう気は全然しなかったので、案の定フォローに入った春香と
仕方ないわね、という表情で思い留まった?感じの閣下を見て「よしよし、真は無事だな。」と一安心。
大丈夫だろと予想はしても当てる自信は無いし、今までの経験から何が起こるかわからないので
やっぱり「まさか・・・・まさか・・・・」という不安は付きまといますからね。
そして、あれが来た。
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美希が来た
金色のドラゴンが登場して心が沸き立たないはずがない
美希マーニャ好きには、あのタイミング、あの演出での登場は
「おおおおおおおおおお!!」と叫びたくなるような待っていた瞬間でもありつつ
次の瞬間には、あの力の存在とそのあまりの強力さに喜んでいいのか心配したらいいのか迷う
なんともいえない状況になりました。
今これを書いている段階では、美希の闇の力が閣下に吸い取られたこと、どこかへ消えてしまった事が
強く印象に残っているために消化不良のようなざわつく感じがありますが
あの時は、高HP、高MP、二回攻撃、闇吸収と強烈な進化を遂げた美希にすげえええ!と思う気持ちの方が勝りました。
たとえBGMがエスタークのテーマだったとしても。たとえ動画コメに少し悲鳴が混ざっていても。
第二の地獄の帝王?消えるフラグ?みんな何を言ってるんだ、新しい力を得た強くて凛々しい美希は最高だろみたいな。
(BGMが深紅ではなくこれなのはちょっと堪えますけど><)
闇を吸収している美希、少し憂いを帯びた表情
ここに至るまでの経緯が気になりますよね。
前回ラストでエビに誘われて美希はどう対応したんでしょうか。
単純に考えて、ピサロの為という断れない理由を出して、美希に闇を吸収する力の習得を誘ったと考えられますが、
彼女自身、進化の秘法の危うさはよくわかっていたはずなので、簡単に誘いに乗るとも思えないんですよね。
(彼女にとってピサロは何にも勝る最優先事項なので、わかっていても・・・の部分はあるかもですが)
美希なりの考えや思惑はあったのか、非常に気になるところです。
ておくれPの巧妙な演出により、閣下に一撃食らった際の悲鳴以外、言葉をしゃべっていないし
表情もシリアスなのでわからない。
しかし少なくともあの戦いでは美希は正気を保っているように見えましたよね。
ギガンテスに3連撃受けそうになった時の><な顔グラなどは普通の美希に見えましたし。
目にもちゃんと意志が宿っているようでした。
この表情なら普通っぽい
それと、後から振り返るとあの登場タイミングもなんか不自然じゃないですか?
エビが背後で策を講じているなら、切り札である美希を投入するのはもっと後のような気がする。
あの時美希が閣下周囲のサラマンダーを吸収した後にエビが突撃させたのはデビルプリンスたった数体。
1対1の勝負でピサロが負けた後だというのに、明らかに戦力不足です。
もし閣下に勝てる可能性があるとすれば、周囲のモンスターを抑えつつ
ピサロ・脳筋・ギガモンで完全な3対1の状況に持ち込めた時だけ。
なのでピサロが来る前の美希突撃がエビの立てた作戦とは思いにくい・・・
お前は本当に討てると思っているのか
結果として、あれは美希が真を助ける為に自分の判断で飛び出したでのはないか。という妄想に落ち着きました。
そう、美希はちゃんと自分の意志を持って動いている。大丈夫なんだと。
BGMがエスタークでも、地獄の帝王と同じ力を手にしようとも、美希は美希だぜ、
むしろこんな凄まじい力でも習得してしまう彼女の頑張りを褒めるべきじゃないのか、とか。(美希贔屓乙)
結果的には閣下に一撃で沈められ、闇を吸収されて姿を消した美希ですがどこへいったんでしょう。
後に残った黄金のかけらですが、あれがエビの行ってたエビルメタルなのかな?
マーニャ編までは美希は黄金のかけらを持っていなかったような気がします。(持ってたのは閣下とあずささんですよね?)
あと、闇吸収される=進化の秘法による金髪&青い炎のあの姿がもう見られない という事になるのか。
そして何より美希が自分の足であの場を離れて無事だとした場合、今美希はどのような状態なのか。
マーニャ編のラストちょっと前が脳裏をかすめます。
まあ、美希に関しては心配することはもう全然ないですけどね!美希の活躍はまだ終わらない。
再び深紅をバックに登場することを願って待つのみですね!
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一方、少し時間が前後しますが、千早達。
今回がなぜ神回なのか。数え上げればきりが無いですがその1つはこのシーンがあったからでした。
いやもう、なんといっていいやら言葉が浮かびません。
雪歩の・・・・雪歩のなんと美しい事か。神々しささえ感じるほど綺麗ですね。
美希を心配しこの場を離れることを逡巡するあずさんさんを振り返った時の表情、
その後の優しい笑顔、そして再び正面を見据える毅然とした後姿。


これです。これが私が七章でベタ惚れした雪歩です。
あれ以降も、2度3度と惚れ直している気もしますがこのシーンはあの頃を彷彿とさせますね。
この盛りだくさんの中でこの神演出とは・・・・・>< 胸にぐっと来ます。。
呪いが解けて以来、雪歩は本当に強くなりましたね。
精神的な強さでいえばパーティの中でも群を抜いているんじゃないでしょうか。
真と同じくらい、いやひょっとしてそれ以上に。
何より表情が違います。また85話から見直したくなるなあ。私の中で雪歩ブームが起きたあの神回から。
ちなみに私もこの時の苦戦+雪歩の滅多にないシリアスなシーンに、
まさか雪歩に何かが起こるんじゃ、なんて思っちゃいました。
動画コメの方ではザラキ解禁来るかな、とか書いてる人もいるし。
でもそれはさすがにないなとは思った。今の雪歩がもうザラキを使うことは無いでしょう。それだけ昔と今の雪歩は違うから。
改めて見ると、この時あずささんが離脱するのでまたサントハイム組だけになりましたね。
なんだかんだいって結局いつもこの3人一緒にいるよなあ。つい先日もデスパレス周辺を3人で走り回ってたし。
行く先々の宿屋ぶっ壊していた頃が懐かしいくらい昔に感じますね。
サントハイム組みの絆は強い。今も雪歩の前に立ちはだかる千早と伊織の背中のなんと頼もしいことか。
そう、もう雪歩が一人で何かすることはもう必要ないんです。
外伝「姫と神官と教育係」(未完)より
今度こそ2回で書ききれると思いましたが駄目だった。
前回半分まで進んだので、いけると思ったのになあ。感想書いてる途中に85話から見なおし始めてしまったら余計に…
閣下とやよいは後日に。
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- 2011/10/13(木) 03:05:47|
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