fc2ブログ

荒川河川敷

アイドルマスターMAD作品の感想と雑記

アイマスクエストⅣ 107話 第八章11「激昂」 感想 3/3

今更ではありますが、本感想はネタバレと妄想を多分に含みますのでご注意下さい。

アイマスクエストⅣ 107話 第八章11「激昂」  ておくれPとチームアイマスクエストの皆さん



閣下とやよい

真 VS 閣下のあたりから続きです。ようやくここの部分を語れる・・・。

WS001323.jpg


多くの人と同じく今回の107話を観て、一番驚いた部分であり同時にとても悔しかった部分でもありました。
3章ラストのやよいに、ぐらんぐらんに感情を揺さぶられて以降、変わらないやよいの健気さに心打たれつつ
ずっと見守ってきたのに、今回の"あの行動"に至る彼女の胸のうちを全く読めていませんでした。
すまんやよい><

八章以降のやよいの立ち位置をどうみるかは、なかなか難しかったんですよね。
私は、とりあえず "やよいは閣下の味方なったわけでもないけど、敵意を持ってるわけでもないようだ"という、
まさに見たまんまじゃん!というレベルから先に進んでいませんでした。
やよいにとって勇者第一なのはわかっていたけど、それがイコール閣下否定になるかというと
どうにも微妙だったのです。まさかひょっとして両立してしまうのか?とか。
むしろやよいの態度からは同じ身体を共有する二人を区別してないような雰囲気を感じてたのでした。


結局、やよいの考えを全然つかめないまま今回に至りました。
なので、ルビスのナイフを真より先に拾ってしまうのを見て驚きました。
あの時点では彼女の立ち位置をある程度はっきりと(誤解)させたシーンだったと思います。
ああ、勇者=閣下なんだなと。

ですがあれを見てもなお、やよいの胸中がわからなかった私にはその先の思考に行けませんでした。
美希登場 → エビがデビルプリンスを閣下へ差し向ける場面、
やよいが一撃でデビプリを倒すのを見ながら「ナイフつええええ!」と思いながらも真剣な顔で閣下を守るやよいをみて
これはいよいよ決定的なのか?(やよいは閣下の味方だと)
行動を読めなかっただけに、私の中では彼女がどんな行動をする可能性もありえたし
展開が展開なだけに保留せざるを得なかった感じです。

------------------------------

激昂

今回のタイトルになっているこの2文字。
前話で春香に対し絶対駄目と凄んでいた進化の秘法。
あの時の様子から美希が闇を吸収するのを目の当たりにして、ざぞ激怒するだろうとは思いましたが
実際その怒りっぷりは半端じゃありませんでした。想像以上でした。
普段、戦いの時でも余裕の貫禄を見せる閣下でしたが、明らかに本気(マジ)でしたね。


明かされない怒りの理由

WS001324.jpg


------------------------------

驚愕の瞬間

閣下が美希に止めをさそうとした瞬間、私は別の何かが起こるんだと思ってました。
さっき真が倒れた際に美希が飛び込んできたときのように、予期しない別の助けが入るものだとばっかり。

いや、まあ実際に助けが入ったのですが。。。
でもまさか傍にいた、動画画面上で数センチしか離れていないやよいが・・・

 余談ですが、よくノベマスとかで誰かが登場する時、
 動画コメが「上から来るぞ!」とか shita big コメで ついてたりするじゃないですか。
 で、画面上を見てたら下から登場するとかいうフェイントだったりw
 そんな感じで画面外から現れた美希にならって、つい画面外からの何かを期待してたら
 そうじゃなかったという。(初回の時はそんなとこに目を向ける余裕はもちろんありませんでしたが)

ルビスのナイフは失敗フラグではないか、とか前回書いた感想でもさんざん言ってた自分が恥ずかしい><
「やよいが」、「ルビスのナイフで」という2つとも私が全く予想だにしなかった方法で閣下封印が実現してしまった。

なん・・・・だと!!!!!?????

WS001325.jpg

神である。他ならないておくれPが。
他の兄弟達(視聴者)がどういう予測をされていたか、わかりませんが私にとっては驚愕しかなかった。
えええええええええええええ!!!!!!

しかも、ておくれマジックの真価はこれだけじゃないんですよね。
こうやって真実が判明した瞬間、今まであった数々の描写にたくさん伏線が仕込まれていたことに気づけるところ。
また、伏線以外にもその結果を納得させるだけの描写が積み重ねられていたところでしょうか。
この衝撃のシーン後も、黄金の腕輪を遠投するシーンとか、春香に天空の剣を渡すシーンとかを見るたびに
「やよいはブレないな」的なコメントが多くついてました。
ええ、その通りです。その通りですとも。
みんな知ってるもんな。三章から今に至るまでやよいがどうしてきたのかみんな知ってるもんな><
やよいの立ち位置はずっと変わっていなかった。私が勝手にやよいを見失っていただけのようです。
今回の勝利はやよいの勝利です。
成長した真でもなく、進化の秘法を手にした美希でもなく、魔王軍が集団で襲い掛かっても、
桁外れの強さを誇るピサロが1対1に持ち込んでも誰も倒せなかった閣下を封印したのはやよいだった。

素晴らしい><なんという・・・なんという・・・

七章のエスターク戦後半を思い出します。
あの時も想像すらしなかったやよいのあれに泣けるほど感動したんだった。
今言えることはあの時と一緒ですね。
ておくれPはアイマスクエストの物語の中で、やよいというアイドルに最もふさわしい魅せ方を用意してくれました。
今までずっと長い間積み上げてきたアイクエの歴史が可能にする神演出だと思います。

やよいが春香に天空の剣を手渡すこのカットが、一見普通に見えるこのカットがこんなにも輝くのは
今までの苦難があったからこそ。
前回?の感想を書いた際、ておくれPのストーリー構成は主人公達に容赦ない的な事を書きました。
予定調和なんて感じさせない程の厳しさがあると。
でもわかってるって、それらの厳しさはひとえにそれを乗り越えた時のエンディングをこれ以上ないほど輝かせる為だってことは。
今まさにこの瞬間がそう。天空の剣を渡すやよいの表情は渾身の名顔グラだと思います。

WS001322.jpg

WS001321.jpg


やよいの逃げっぷりも凄かったですよね。
春香を背負ってるのに逃げ足の速いこと速い事w
そういえば以前、雪歩が入った宝箱をそうとは知らずお宝大事の気迫で
洞窟の外まで担いでダッシュしてた事がありましたが、あれに匹敵する火事場のなんとやらでしたw

追っ手を逃れるために黄金の腕輪を放り投げてしまうのもびっくりしたらいいのか笑っていいのか
感動したらいいのか困る名シーンです。イチローレーザービームばりの遠投ですよあれ。
勇者の安全の為には黄金の腕輪すら囮にする。
あの時の表情、掛け声、その力には全く迷いがありませんでした。これは、やよいにしかできないね。


------------------------------

ついに吹いた東南の風

WS001326.jpg


一方、片腕とはいえエビを一対一で破った真も見せ場でした。
戦ってる真って本当に格好いいです。見てて安心感がある度ではパーティ随一です。
あの戦いでの勝利が勇者陣営に勢いをもたらしましたね。
ついに、四天王にも匹敵する力をつけたという今後の戦いへの大きな希望にもなる勢いを。
絶対に勝てないと思っていた閣下を封印し、エビを撃退し(手負いだけど)、ついには黄金の腕輪まで奪還した。

この戦いが始まるまでこんな追い風が吹くなんて誰が予想したでしょうか。
黄金の腕輪を取ったときの千早の可愛さとその屈託のない笑顔が
希望の光は消えてない、戦いはこれからだ!みたいなメッセージに見えないですか?
ついこっちまでつられて笑顔になってしまいそうなあの和むシーンはとってもいい演出でした。

長い時間を経て再びサントハイム組の手に。 千早と雪歩の表情の差が面白い。
WS001327.jpg



------------------------------

閣下列伝

消えたのは閣下。
ておくれPの予言が指していたのは、私がそれはないと思ってた人でした。
ここまで超展開があると、もうこの先のストーリーなんて今まで以上に読めませんね。
ラスボス候補だった閣下が一時的にとはいえ封印されてしまったので、もう全くの未知数です。
封印期間の1ヵ月後には復活するんでしょうけど、作中で1ヶ月もあるとその間に何があるのかさっぱりです。

と、最初は思ったのですが・・・・・どうやらそうではなさそうなのが気になっています。
既に他の方も気づかれている通り、ておくれPのHPに書かれてるあとがき等には・・・・・

え?まさか?あの言葉を額面どおりに受け取るとそういうことになりますが、、
えええ、いやいやでもこのシリーズ名は「閣下列伝」だし。






・・・・・たまりません。
最高です。

これだけの神回をみせてくれてなお、こんなにワクワクさせてくれる。
ておくれPはどこまで私を楽しませてくれるのでしょうか。

最近ここ数話の展開で、ておくれPにしては珍しく大盤振る舞いをしているなあとは感じてました。
なんというか伏線とかフラグの見せ方が。。(私は見当違いな妄想ばかりしていますが)
予測コメが多くなっているのもそのせいかなとか。(この感想ブログも似たようなものですね)
前話の作者コメにある「一人消える」発言もそうだし、今回のあとがきコメントも、
ておくれPにしては珍しくなんていうかこう、前面に出している感じがします。
そもそも、ておくれPは重要な伏線を平気で1年2年3年も隠し続ける驚異のストーリーテラーですからね。
あれも動画外で放たれた新たな伏線のようなものだと思うことにしました。
ておくれPの言葉は全て狙いすまして書かれている。そう思うともうワクワクが止まらなかったりしませんか?

アイマスクエストの魅力。
それは物語の中にどっぷり漬かって味わう楽しさはもちろんですが、
もう1つ、作品からほんのちょっと離れたメタ視点でも色々と妄想できる楽しさだと思っています。


------------------------------

そして春香へ

その瞬間は唐突に訪れた
WS001328.jpg

私にとって閣下はとにかく「謎」な存在でした。
たぶん、もう一度五章から見直したりしたら、解けない部分がもっと出てきそうな感じです。
可愛かったり、凛々しかったり、以外に優しかったりと魅力的な部分はたくさんああって
話を追うごとに親しみが増していきました。アイクエキャラ人気ナンバーワンは伊達じゃありませんよね。
そしてそれ以上に謎も増え続けた。
今回封印されて舞台からは一時的に消えましたが、
もし、あとがきの通りに一時的じゃなかったとしたら・・・・? (もし、というかあとがきの通りだとは思いますが)

確かに、現状だと閣下の存続=春香がずっと囚われの身ってことですからね。
残り3分の2弱ということを考えるといったいどんな展開になるんだろう?とずっと気にはなっていました。
アイクエの本来の主人公ポジションである勇者は春香ですし。

なので、あとがき・・・・じゃなくて一番下の方を見たとき、胸が高鳴った。 そうか、そうなのかと。
(あの一文、ちょっと格好いいですよね)

それに前述したとおり、このシリーズの名前は閣下列伝ですからね。
消えた事と登場しないことは同義じゃない。きっと今回のようにまた私を驚かせてくれるに違いありません。


←前回



<過去に書いた感想>
51話 第五章18 「暗躍」
・57話 第五章24 「決戦!キングレオ城」(下と一緒)
・58話 第五章ファイナル 「約束」
・66話 第六章08 「もう一つの道」(下と一緒)
68話 第六章10 「飛翔」
71話 第六章ファイナル「迷走Mind」
キャラ人気ランキング 第六章(1/4)
78話 第七章05「声、高らかに」
79話 第七章06「ラーニング」
83話 第七章10「台無し」
85話 第七章12「適性」
88話 第七章15「デスパレス襲撃」
89話 第七章16「地獄の帝王」
90話 第七章17「神の陰謀と魔の王道」
91話 第七章18「闇、身に纏いて戦う者」 
92話 第七章19「決戦の地」
93話 第七章20「激突!地獄の帝王エスターク」
94話 第七章21「激突!地獄の帝王エスターク 後半」
95話 第七章22「マスタードラゴン」
96話 第七章ファイナル「覚醒カタルシス」
・キャラ人気ランキング 第七章 その1 / その2 / その3 / その4
マーニャ編01「不器用な姉」
マーニャ編02「魔界の戦い」
ピサロ編外伝 「ロザリー大作戦」
マーニャ編03「美希スパイラル」
マーニャ編04「エドガンの娘」
マーニャ編05「悪魔の誘惑」
マーニャ編06「全てはピサロ様の」
マーニャ編07「拒否」
マーニャ編08「変化」
マーニャ編09「最強の魔法使い」
マーニャ編10「光の眷属」
マーニャ編11「解呪」
・マーニャ編12「さよなら」 その1 その2 その3 その4 その5
キャラ人気ランキング マーニャ編

 ~八章01~07は後日に~

・104話 第八章08「デスパレス潜入作戦Ⅱ」 その1 その2 その3
・105話 第八章09「大空の覇者」 その1 その2
・106話 第八章10「勇者」 その1 その2 その3
・107話 第八章11「激昂」 その1 その2 その3(ここ)

  1. 2011/10/16(日) 01:50:19|
  2. ニコマス作品感想
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<トカチゴールド3 感想 | ホーム | アイマスクエストⅣ 107話 第八章11「激昂」 感想 2/3>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://arakawa77.blog35.fc2.com/tb.php/724-12fdd538
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Author: arakawa77
(当ブログはリンクフリーです)
メール:★→@に変えて arkwview77★yahoo.co.jp

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

最近のトラックバック

リンク

このブログをリンクに追加する

マイリスト

ブログ内検索

FC2カウンター