運命の時来たる
アイマスクエストⅣ 110話 第八章14「第二の地獄の帝王」 ておくれPとチームアイマスクエストの皆さん
・・・・108話と109話の感想を書けずにこの時を迎えてしまった。。
ゆっくり書く時間がなかなかなかったのもありますが、それと同じくらい書きにくかったというのもあった。
上記2話は閣下の謎のいくらかが明らかになる重要回でしたが、
それでも何故か私の中で閣下は未だに変わらず、謎多き女性のまま。
108話を見たとき思ったものです。
ひょっとしたらこれはこのまま最終回まで黙って追いかけた方がいいのかなあと。109話の時も同じでした。
私にとって閣下の正体が紐解かれ始めるあの2話は、さながらミステリー小説のラストで名探偵が
大広間に全員を集めて最後の謎解きを始めるシーンに似てまして。
名探偵が長年の謎をついに解明し、全員が固唾を呑んで聞き入っているのに話し始めた矢先に割り込んで
なんか言うのは野暮のような感じがしてね。。
閣下についてはまだ何も言えない。そうなると書く事が一気に減ってしまうので、
思い切ってもう感想はアイマスクエストが完結してから全部書こうかなどと思ったりもしていましたが、
が、・・・・
そんな事が出来るはずもなかったですね。
何故ならておくれPの書くストーリーが神すぎるから。チームの皆さんの仕事が素晴らしすぎるから。
おかしい、アイマスクエストのクオリティがおかしすぎる。
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今回の110話は、10:50までの前半だけで既に神回でした。
だって8:00あたりのあの演出、みんな笑ってたし私も大いに笑わせてもらったけど、あれ滅茶苦茶感無量のシーンですよね。
顔で笑って心で感動にひたるシーンだと思います。
実際あそこは動画コメのみんなのように笑うのが正しいんだと思う。けど!
私は感動でふるふるしてました。8:17は最高のショットです。物語はあそこから始まったんですね。
しかもオープニングが始まっちゃったしww;;
そして改めて作者コメを見る。
「【閣下列伝】犯人は○ス(・ω・`)」ておくれPは、「何をうまい事ww」みたいにさらっと書いてるけどこれ、考え抜き練りに練った渾身のギャグですよね!
たぶん3年ぐらい前からこの日の為にずっと暖めておいたに違いありません。
私だったら、ドキドキしながら作者コメにこれを書いて、動画公開した際には何人がこの作者コメに食いついてくるか
気が気で仕方がないでしょう。HPと動画コメを何度もリロードしたくなるくらい。
犯人は○ス。使い古され見慣れたこのフレーズでここまで人を感動させるのはこの人しか居ない。
作者コメまで含めたあのオープニング演出を心の底から絶賛。
なんか変な話になってしまいましたが、前半部分は後日改めて触れるとして、本題に。
美希スキー的にはやっぱりあのラストについてです。
こういう回があると、毎回こんな感じで書いてますがこればっかりは猛烈に感動しちゃったからしょうがないのです。
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何から書けばいいんでしょうか。
動画を開く前に、もちろん今回のサブタイトルには気づきました。
「第二の地獄の帝王」
くっ、なんという衝撃的なサブタイ><
元々予言にはあった言葉とはいえ、この時にこのフレーズが登場する事の意味というか何かの予感はありました。
その昔美希が初登場した時に、ておくれPが言っていた”美希は春香に匹敵するぐらいの重要キャラになる”的な発言
(だったかな?)を覚えている人も多いと思うので、先日のエスターク戦での闇吸収の描写と合わせれば
なんとも言えない不吉が頭をよぎります。
というか、ピサロとエビの会話の直後に美希起床のシーンとか、どうみても"それ"しかなかった。

16:50からラストまで。
あの1分49秒は、どんな名作にも負けない至高のシンクロPVでした。
マリオネットの心をバックに、アニメーション演出、戦闘シーン、魔法演出、戦闘後演出、
全てのタイミングと盛り上げポイント、見ている私の心の動きまで計算されつくしたような緻密な演出。
ここまで来るともうそれを表現できる言葉なんてない。
この時、ドキドキしながら注目していたので1秒後に鮮烈ななカットイン演出が来るなんて予想は出来なかった。
イントロが流れる中、穏やかな表情の美希が瞬きした瞬間、私の思考は持っていかれました。
美希の口からついにその言葉が発せられてしまった。
あの緊迫感からサビのタイミングに合わせて戦闘突入とか。毎度のことながら神すぎる演出。
もう私の感動の針は振り切ってると言うのに。。
しかし相変わらずておくれPはアイマス曲を操ることにかけては神のごとしですね。
こんなシーンみせられたらもうマリオネット聴くたびにこのシーンを思い出しそうです。
relationsでもなく深紅でもなく、これ以上このシーンに合う曲なんてないよ。
私にとって迷走Mindを使った最高のMADがアイクエであるように、マリオネットもまたアイクエが最高の作品になりそう。
さらにあれです。伊織のマヒャドカットインが泣きそうなほどカッコイイし、
相殺演出がまたすげええええええええええ!!
そしてついに、ついにイオナズンがきたあああああああああああ。
かっちょええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!
魔法使い系最強呪文の名に違わぬなんとカッコイイ演出でしょう。
この為にずっと取っておいたのか。。ああ、悔しいけど今震えてるぜ・・・
・救われた者 VS まだ救われていない者
この時美希を止めるのがサントハイム組みの2人だったことにておくれPの意思を感じました;;
ここも泣きポイント過ぎた。
美希と今まで何度も喧嘩して(喧嘩を売られて?)は美希を返り討ち&氷漬けにしてきた伊織との再戦。
そういえば久々でした。ここで伊織のマヒャドを相殺するところで美希の成長を印象付けてますよね。
伊織は半分以上本気だったと思う。
そして雪歩。
劇中ではあまり接点のない二人ですが、私の中ではこの2人、位置づけがすっごく似てるんですよね。
アイマスクエストの中で私が最も好きなキャラのダントツ1位・2位を占める二人でもあります。
そこまでベタ惚れした経緯もほぼ同じ・・・になるかも。
自己犠牲、というとあれな表現ですが、どうも私はそういうのにとことん弱いようです。
美希にしても雪歩にしても、惚れた瞬間には二人ともそれがあった。雪歩は千早の為、美希はピサロの為。
でもなんというのか、そういう覚悟を決めた時の目を見張るような美しさと揺ぎ無い強さが
たまらなく魅力的なんですよね。ここで惚れずにいつ惚れるんだ!ってぐらい。
毎回言ってますが、もう顔グラからして全然違うから。光輝いて見えるから!!
(顔グラ班の方々が頑張っているのはもちろんのこと)
今回もそうだった。決意を胸に秘めた穏やかな美希の表情が視線を動かせないくらい奇麗です。
雪歩も美希も内容は違うけど呪われた過去がある。
誰かの為という想い一つだけで、自ら仲間を離れ長い間孤独に戦ってきた事があるのも同じ。
何が違うかと言えば、雪歩はそこを抜け出したこと。
そして何より叱ってくれる伊織と、雪歩の為に泣いてくれる千早がずっと傍にいたことですよね。
美希を止める為に動いたのがその雪歩と立ち直るきっかけになった伊織であることの感慨がそこにあります。
この一連の会話で雪歩だけなにもしゃべってないんですよね。(返事以外)
たまたまセリフの割り当てが無かっただけだと思いますが、
私個人としてはこの場面で雪歩が何を考えているかぜひ知りたい・・・・。超知りたい。
もちろん美希の想いがピサロへ向かっていることなど知らないと思いますが
雪歩だけは美希がこんなことをした理由が明るみになっても理解はしてくれるんじゃないかと思ってます。
復帰してからの雪歩にもあの頃の想いは消えてないと思うから。
救われた者とまだ救われていない者の対比がこの対決の深さだと思います。
雪歩は何を思う・・・?
美希にもいるんですけどね。一人だけ泣いて叱ってくれる人が。
でも、美希はあのロザリーヒル以来あずささんを避け続けてきたし、今もあずささんはここに居ない。
月並みに「そんな事をしてピサロが喜ぶと思うのか」とか言うことは簡単ですが
たぶん美希はそれも全てわかった上での行動なんですよね。美希は賢い子ですから。
ピサロ本人でもきっと止められない。止めるならあずささんだけが微かな希望。だから美希が避けてきたわけだし。
美希があずささんと入れ違いのように天空城へ来たのはもう運命のいたずらと言う他ありません。
(それを自然に演出する神ストーリーにも)
回想シーンでピサロがエビを問い詰めていましたが、確かにエビがそれを言わなくてもいつか美希は自分で気づき
この行動に移していたかもしれませんね。
先日のエスターク戦直前にエビに唆されるずっと前から美希の心はここまで固まっていたのかな?
マーニャ編12「さよなら」のサブタイトルはそこまで含めての意味だったのかも。
春香の光はあと1回のみ。美希がそれを知っているかはわからないけど(というか春香の光を知ってったっけ?)
自分だけ還れない、しかも地獄の帝王として闇に飲まれ理性を失ってしまう可能性も受け入れてるんですよね。
そこまで決意する美希の純粋さに改めて惚れ直します。
前半の律子達の会話を美希は聞いていない。でも美希ならきっと自力で答えに辿り着いてくれる。
規格外ということなら美希は人一倍そっち系ですからね。
無意識のうちに予言すらひっくりかえしてくれると信じています。
しかし、美希のドラゴラムは活躍しすぎですね。変身できる=飛行能力を持つ、
という設定が神がかり的に便利すぎるw この呪文を最も使いこなしてるのはておくれPじゃないの?って感じ。
金色のドラゴンのなんと勇壮で凛々しいことか;;天空上を飛び去る姿と咆哮が最高にかっこいい。
続き→
- 2011/11/30(水) 00:42:05|
- ニコマス作品感想
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