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荒川河川敷

アイドルマスターMAD作品の感想と雑記

アイマスクエストⅣ 119話 第八章23「決別」 感想

神回。

アイマスクエストⅣ 119話 第八章23「決別」 ておくれPとチームておくれの皆さん



この119話をこんなにも素晴らしくしているのは、ておくれP渾身のテキストだと思う。
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開始早々、伊織が珍しく大声出してましたね。
口を出そうとした美希や千早が二の句を告げるまもなく氷漬けにされた段階で、
さすがに伊織荒れてるなとは思わず、わざと荒れている風なのは感じ取れます。
(とりあえず美希がいつもどおりっぽいのに一安心)

伊織の賢者ポジションが大好きな私としては、
「お、ようやく伊織が誰も気付いていない"何か"に対して動きを見せているのかな」と思うのですが
一連のやりとりから伺えるのは春香に早くエスタークを消すよう急かしている、ということだけ。
・・・わからない。まだ伊織が脳裏に描いている何かがわからない。

ただそれはそれとして、
感情論を排し正面から正論を畳み掛け、みんなを追い詰めるこの伊織が綺麗過ぎて見とれてしまいそう。
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いい顔してるんですよね。この伊織。
自分の言葉がみんなを傷つけることになっても非難されようとも言わなければいけない、という覚悟を決めた
とっても意志の強い目をしてます。会話の行方を気にしながらも伊織の凛々しさに惚れ惚れしてました。
いつもならこの役目は律子だったのかもしれませんが。     律子、見てるか・・・伊織が頑張ってるぞ・・。
(そして顔グラがまた素晴らしいの何の。本当に演じているように時には凄んだり、時には穏やかな表情で諭したり
緩急をつけた伊織の多彩な表情がドラマ性というか緊迫感を生んでいると思う。)


少し意外だったのが、春香が素直にエスタークを消す覚悟を決めたこと。
よくよく考えれば今の春香なら意外でもなんでもない当然のことなのかも知れないけど。。

"消す"という表現を使った1つ前の言葉よりもこの一言の方が強かった。
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この言葉が出た時に、春香の言葉が冗談ではなく本当なんだと身につまされた。
春香は変わったよね。本当に見違えるように変わった。もう、この子を心配する必要なんてないのかもなあ。


春香が去った後の広間の会話で少し印象的だったのがここ。
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アイクエの世界を舞台に例えた伊織の話に真がムッとしたシーン。
最終的には伊織に言い負かされてしまいましたが、あそこで真が怒ったのは凄くリアリティがあった。
解釈はどうあれ、この世界の荒波に人一倍さらされた真ならではの反応です。
全てを元に戻して自分たちは帰る。ここでも伊織の冷徹な言葉が重いですよね。


そしてもうひとつ。 美希、よく言った。
長い時間を経てみんなの下へ帰ってきた時からこれぐらい言えるようになってたと信じてたよ。
春香同様、美希もいつの間にか心配する必要ないくらい強くなってたね。


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伊織と雪歩

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いつも静かな雪歩が動いた。
2周目見たとき、確かに広間での会話のシーンで雪歩が怪訝そうな表情をしていたシーンがありましたね。
(あの表情は結構頻繁に見るグラではありますが)
雪歩がいつになく強い口調で伊織を問い詰めた時、さすがサントハイム組の絆の強さだと感心したとともに
伊織がなんと答えるか、それに対し雪歩がどう反応するかワクワクした。
そうそう、伊織がわざとらしく荒れているのも何かから目を逸らそうとしている様子にも見える。
動画コメを見ていて あ、そういえば・・・と思ったのは、以前伊織が天空城内で調べ物をしてたシーンがあったことですが
だとしてもその意味するところはわからず。

雪歩に対し沈黙で答えた後、ピサロに勝てるか?の問いに対する伊織の返答を見て、
まあそうだろうな、冷静な分析だ。と思い、春香に光を使わせることが目的らしい発言を見て、少し衝撃が走る。
あれ・・・私が楽観視しすぎていた?
以前伊織が"選ぶ"という表現を使ったとき、それは全員が無事帰還する為の重要な選択だと思っていたんだけど
伊織はもっと深刻な現実を見ているのかもしれない。
彼女の中には既にハッピーエンドに至る選択が存在せず、バッドエンドか、より辛いバッドエンドしかない?
春香に光を使わせる・・・その意味って。
あのやり取りに絶句しつつも、まだ希望が絶たれたわけじゃないぞと思い直す。
社長や伊織が言及していた"この世界の住人の声が必要"になりそうなシチュエーションが未だに思い浮かばないこと。
もしバッドエンドしかありえないならあの言葉はないよね。

現時点でそこまでのシナリオを描けている(いた?)と思えるのは社長と伊織と石化している律子だけか。
社長・・・置き土産が重過ぎるぜ。


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驚愕の伏線回収

美希、あずささんのシーンで再び占いをするシーン、
おおやっとか!さすがに小鳥さん関係引っ張りすぎだろ。時間が経過しすぎている。
でも、ゆっくり占ってないで早くイムルへ急行するべきだろなんて思ってたら、直後にイムルの全景カット。
やばいな、何か事件でも起こってしまったのか><

次の瞬間

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なにぃぃいいいいいいいいいいい!!!!?????


え? いや・・・なんていうか・・その・・・・えええええ!!!!!!?


ここで来るの?まじで!!!!????
いや、宿屋外伝はなんらかの伏線だとは思っていたけど、まさかこんな形でwwwww
完全に不意をつかれた。こんな展開は毛の先ほども考えていたかった。
油断してた。ておくれPにはこれがあるんだった。
天国から地獄へ突き落とす神展開がある一方で、シリアス一辺倒から笑いに切り替える神展開もある。
鳴り響くファンファーレのなんとコミカルな事でしょうか。
ヒルタン老人&宿屋連合の皆さん、まさか本当にそれを作ってしまうとはね。
しかもデザインが秀逸すぎる。はぐメタの顔wwww。しかもカラーリング的にオールはぐれメタル製?
うわーwベッド硬そうだなwwさすがに寝具は色だけかな?

そうか、私はイムル村の宿屋以外になにか鍵があるんだとばっかり思っていたので宿屋にこだわる
みんなをじれったく思っていたんですが、こういうことかw 
最近、村内の描写がなかったのもこの為とはしてやられたわ。


しかし上手いよなあ。ここで亜美が抜け出して宿屋に行く理由もちゃんと説得力あるし。これも伏線ロングパスの1つですよね。
まあ天空城までどうやって招待状を届けたのかは置いておいて(笑)
イムルの宿屋に限って言えば壊したのはサントハイム組だけじゃないのに名指しで来る千早達(爆笑)
亜美もわざわざ変装せずとも一般客として泊まればいのに、しかも名乗る必要もないし(笑)どうみてもドラゴンだし(超爆)
宿屋の主人も凄すぎる。ドラゴンが来店しても動じず、闇のオーラ漂うピサロが来店してもまったく変化がない。
魔物ですら遠巻きにする今のピサロだぜ?しかも接客口調からして笑顔でピサロに話しかけてるよ。
・・・・そうか、この主人もレベル99になっちまったのか。それならこの余裕も納得できる。
主人が入り口を守ってればこの宿屋は難攻不落の砦になりそうだ。



くっ・・・・やはりキーポイントは宿屋で夢を見ることだった。原作どおりだった・・。

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神回、ここにあり。

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約3分半の小鳥さんのシーン。
展開が分かっている2回目からは、最初の『花』のイントロが流れるだけで目頭が熱くなってしまいます。
笑ってたテンションが全部持っていかれた。もういくつめになるかわかりませんがアイマスクエスト屈指の神シーンがまた誕生しましたね。

直前の宿屋の流れのおかげでコメディチックな入りだったと思う。
なので小鳥さんの第一声についても私も同じくズゴーwな感じだった。
けど、『花』のイントロからの流れは、もう何も言葉が出てこなかった。

画面の変化もほとんどなく、小鳥さん一人のセリフが3分半切々と続くこのシーンのなんと素晴らしいことか。
ロザリーではない、まごうことなき小鳥さんの言葉でしたね。
まずておくれPの書いたテキストを心の底から絶賛します。一文字一文字吟味されたのが伝わってくるよう。
あの3分半の一言一句、全てのセリフが私の胸を打ちまくった。
あのシーンの小鳥さんのセリフ全部が最高。このパートだけでもかなりの回数みてます。


それにしても、ようやく・・・ようやくロザリーの描写が出てきたら思ったら、こうなってしまうのか。
もとに戻した結果がこれか。

社長が死亡帰還した時に、小鳥さんはどうなのかという心配は当然ありました。
少しメタ的に考えれば社長がああなった時点で、アイドルとP以外はそうなってしまうのかな?
となると社長だけじゃない可能性も・・・と最初は思った。
けどその後の展開をみるうちに、これは生存フラグの方が強いんじゃないかと思っていたのに。


知ってる。知ってるよ。みんなに教えられたから。
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Pがピサロに融合したのもそうだったんだな。その通りだね。
そうか、小鳥さんは元の世界の頃からPをずっと見てたんだな。
社長の事に触れた時に元の世界での私の知らない過去を見た気がした。いつかそのエピソードも見てみたいね。
セリフが切ないのと同じぐらいにBGMの『花』が反則級に合いすぎてて言葉にできない。
心に沁みるような本当にいい曲です。Dメロのあたりとか涙なしには見れません。
『花』も私の中では完全にアイクエのイメージになりました。

既にうるうる来てるのに「…負けないで……」の後のセリフが余計に胸に迫るんですよね。
ピサロへのメッセージが。もう完全に泣かせに来てる。






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似合ってたよ小鳥さん。ロザリーも良かったけど最後の最後に心からの言葉をありがとう。
祈りはピサロにはちゃんと届いたよ。もう少し後でPが帰ったらその時には・・・ちゃんと想いを伝えるんだぜ?


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ピサロだけではなく亜美が一緒にあの夢をみてくれて本当に良かったと思う。
辛いかもしれないけど、あれはアイドル達の誰かが見ておかなければならない。
その役割は今まで唯一シリアスと無縁のポジションだった亜美に訪れた。
今度は亜美か。。彼女の今後も楽しみになってきました。

直後の伊織達が同じ夢をみれなかったのを見ると、ピサロに届いた時点で残留思念?は役目を終えたということかな?
千早の方はついにサントハイム王族の家系に伝わる予知夢を発現してしまったようですね。
気になるのは見てしまったからには、必ず現実となってしまうのかということ。


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そして春香


天空城の雲を突き抜けた波動のインパクトにかき消されて若干目立たなくなった
春香の閣下への別れのシーン。ここも大好きです。
小鳥さんのシーンに続き、セリフ回しの素晴らしさが最高に輝くパートだと思います。
笑顔さえ見せる穏やかな表情と閣下に対する感謝の言葉が最高。
もう春香がどんどん好きになっていきます。


春香の優しさ、真摯な気持ち、決意の強さが滲み出た独白。
ておくれPのテキストの魅力がここでも。
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ルビスの光で閣下を消す、前半のパートではついに春香は決心した。
あそこまで言った以上、恐らくもう春香は以前のように躊躇したりしないだろうなとは思った。
しかし、今度は前とは状況が違うんですよね。主に見ている私の方が。
封印した直後は、物語の展開上すぐに封印しないと復活して最悪の事態に・・・みたいな雰囲気があった。
でもエスターク物語を見ちゃった後ではもうだめ。閣下が好きになってしまって今となっては
閣下を封印してしまったら取り返しのつかないことになるんじゃ・・・という考えになった。

なので、動画コメのみんなと同じく今回ばかりは何かハプニングが起きることをひたすら祈ってました。
(また実際に何か起こりそうでもあった)



そして、来た。


穴でけええええ!!!!ちょっとこれやばいんじゃ・・・



しかし、ついにこの瞬間がきちゃったか。終わりの始まりが。
原作ではもうすぐラストバトルですが、果たして。
アイクエは・・・・たぶんそんな簡単に終わりそうもないよね。
ずっと見ていたいアイマスクエスト。
でもここまで来るとエンディングが見たくて仕方がない気持ちの方が100倍強いです。
いつか訪れるその日が待ち遠しくてたまらない。








<過去記事>
51話 第五章18 「暗躍」
・57話 第五章24 「決戦!キングレオ城」(下と一緒)
・58話 第五章ファイナル 「約束」
・66話 第六章08 「もう一つの道」(下と一緒)
68話 第六章10 「飛翔」
71話 第六章ファイナル「迷走Mind」
キャラ人気ランキング 第六章(1/4)
78話 第七章05「声、高らかに」
79話 第七章06「ラーニング」
83話 第七章10「台無し」
85話 第七章12「適性」
88話 第七章15「デスパレス襲撃」
89話 第七章16「地獄の帝王」
90話 第七章17「神の陰謀と魔の王道」
91話 第七章18「闇、身に纏いて戦う者」 
92話 第七章19「決戦の地」
93話 第七章20「激突!地獄の帝王エスターク」
94話 第七章21「激突!地獄の帝王エスターク 後半」
95話 第七章22「マスタードラゴン」
96話 第七章ファイナル「覚醒カタルシス」
・キャラ人気ランキング 第七章 その1 / その2 / その3 / その4
マーニャ編01「不器用な姉」
マーニャ編02「魔界の戦い」
ピサロ編外伝 「ロザリー大作戦」
マーニャ編03「美希スパイラル」
マーニャ編04「エドガンの娘」
マーニャ編05「悪魔の誘惑」
マーニャ編06「全てはピサロ様の」
マーニャ編07「拒否」
マーニャ編08「変化」
マーニャ編09「最強の魔法使い」
マーニャ編10「光の眷属」
マーニャ編11「解呪」
・マーニャ編12「さよなら」 その1 その2 その3 その4 その5
キャラ人気ランキング マーニャ編
   ~八章01~07は後日に~
・104話 第八章08「デスパレス潜入作戦Ⅱ」 その1 その2 その3
・105話 第八章09「大空の覇者」 その1 その2
・106話 第八章10「勇者」 その1 その2 その3
・107話 第八章11「激昂」 その1 その2 その3
   ~八章12~13は後日に~
・110話 第八章14「第二の地獄の帝王」 その1 その2
111話 第八章15「もとにもどす」
112話 第八章16「時は来たれり」
・113話 第八章17「エルフを求めて」 その1 その2 その3
114話 第八章18「天空の勇者」
・115話 第八章19「その血、何を継ぐ者か」 その1 その2
・外伝 エスターク物語 前編 / 後編
116話 第八章20「ピサロの夢」
117話 第八章21「怖くない魔物」
118話 第八章22「 魔王 対 勇者 」
  1. 2012/10/07(日) 03:06:17|
  2. ニコマス作品感想
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