今をおいてこの作品を語るタイミングはない。
もうすぐ3ヶ月経ちますが、それでも色褪せる事のない作品。
私が最高傑作と信じるMEMORY2。作品のキーワードでもある「桜」は今が見どころなので丁度いい。
ずっと書こう書こうと思っていたのに、いつの間にか時間が経過してしまいました。
THE iDOLM@STER -MEMORY2 SAKURA- whoP
東京地方は今週から桜が開花し始め、明日からの週末が桜の満開の時期かな。
私は桜が好きで、満開の頃は花見の予定がない場合でも一人で九段下の千鳥が淵へ行く事があります。
桜はその満開の美しさもそうですが、他にも春や卒業など一緒に連想されるものの雰囲気が
凄く好きで「桜」というだけで、お茶でもお菓子でも弁当でも私の好み補正が最大まで働きます。
先週も衝動的に桜の緑茶、ほうじ茶、紅茶、蜂蜜、おにぎり、ケーキを買ってしまった…。
もうちょっと考えろ俺。
<言葉が出てこない>実はこの作品の感想を書こうとすると、なぜか普通にかけない。
私がよくやる**分**秒の演出が良かった!というのも当然あるんですが、
この作品の場合、どうもそういう感想の書き方が相応しくないように感じます。
つい先日書いたRidgerPのSmileの感想も同じストーリー系の作品で、
超がつくほど感動しましたが、同じイメージで感想が書けない。
恐らくどっちが凄いとかではなく、単純に比較できない別物なんだと思います。
<ストーリーがあるとはこういうことさ>結論。
これはもうじっくりアイマスをプレイした後に作品を観てくれとしか言えない。
6:54という時間の中で何かをピックアップしてどう凄いかを解説するのは野暮すぎる。
ストーリー系の作品は裏に横たわる背景があって、前作を見ていないとわからなかったり
するものがあります。
この作品も、もう1作のMEMORYと表裏の関係とのことですが、
MEMORY2のストーリーは視聴者がアイマスをプレイするところから始まっている気がします。
皆が言うようにアイマス(特に美希)をプレイしていないと半分もわからないんだろうなあと。
<知ってる事なのにその発想はなかった>記憶喪失ネタは元から美希のストーリーに含まれている為、MADにおいても
その泣かせる部分を使った作品があっても全然おかしくありません。
また、一年間のプロデュースが終わった後に再度同じアイドルをプロデュースしようとすると
振り出しに戻っている点も既にMADに限らず各所で言われているお決まりの定番ネタです。
さらに美希だけ通常と覚醒verがあるのは最早誰もが知っている事でした。
しかし、それらを組合わせて第55週を描くという発想は私にはなかった。
なので冒頭でこの演出が来た時に驚きました。微塵も知らなかった事ではなく
既に知っていた情報が予想外の化学反応を起こし始めたことと、
それが素晴らしいものになりそうな予感にとても興奮しました。
<さくら>出だしの実写桜、随所に出てくる「4月の仕事」の場面で前述の桜補正が
働きまくってる私、そしてケツメイシの「さくら」。リリースされた当初リピートしまくった大好きな曲です。
2つの合わせ技だけで泣く準備は既に出来ていたw
この作品のための曲ですか?と思うほどにシンクロしすぎる歌詞と映像。
<本当にそうだったら良かったのにな>0:11と4:06あたりのセリフ。MEMORY2というとこの部分が頭の中で再生される。
とにかく観ろと言ってるにも関わらず演出面に触れると、3:06あたりからの通常&覚醒美希の
微妙に異なるコミュの内容がダブっている箇所が素晴らしい。
記憶ネタを使いながら、この演出は反則です。既に緩んでいる涙腺がいっそうゆるくなります。
うまい… 幾度となく交錯する現在と過去の記憶の演出がたまりません。



4:20からのPの言葉、踊る美希、このあたりからはもう泣きっぱなしです。
一字一句が現れるたびに見ている側にもその言葉が胸に深く刻まれていくんですよね。
もう完全にPに感情移入しています。っていうかPは俺なんだという感じ。
曲、歌詞、踊る美希、テキスト、美希の言葉、写真、全てのベクトルが
この作品のテーマとするところへ一直線に伸びています。相乗効果がとてつもない破壊力に。


この私が一番好きな瞬間、5:10。
個人的に曲の変化と、美希の振り、桜エフェクトが最高にシンクロする部分だと思います。
この一瞬だけでも価値があるといえるほど美しいです。
そしてエンドロール。
・・・・・。
・・・・・。
おいおい、これ以上盛り上がったら俺はどうなる。泣き崩れてしまうぞ。
踊る美希と「花びら舞い散る、記憶舞い戻る」の歌詞、桜エフェクトが相変わらずやばい。
<ハッピーエンドが大好きなんだ!!>ここまででも十分に、十分過ぎるほどに最高傑作なんですがまだ終わらない。
美希ファンなら誰もが叫びたくなる、6:10以降のあれ。

(画像の方は少し自重しました)
「全てはこれを描く為の物語・・・・・だったのか。」
既にそうでしたが、私の貧困な語彙ではここの感動を表現する術がない。
鳥の鳴き声だけのBGM、服装、髪型、…今まで流した涙が暖かいものに変わる瞬間です。
恐らく多くの人がこのシーンをアイマスのシステムに絡めて語られていたと思いますが
その辺の解説は他の方にお任せ!
これまで描かれていた全ての表現がここに集結していました。
明確な意図のあるなんと素晴らしいアナザーストーリー。今更ながらこれがMADであることが信じられない。
最近、私の中のマイベスト1位タイがたくさんありすぎて嬉しいのですが
やはりこの作品は私の中で特別です。
ハッピーエンドってほんっっっっっとうに最高ですよね!
<原点>余談ですが、この作品を見る少し前から、感動した作品はPのブログへ書き込みに
行ったりしてました。この時も当然whoPのブログに書きに行きたかったのですが
whoPはブログを持っていなかったので、それは叶わぬことに。
いたく感動した私は、その感動っぷりを語る場所を探しましたが、
さすがにスレではしゃぐわけにも行かず、どうしたものかと思っていました。
私はたぶん感動しやすい性質だと思いますが、他にも色んな作品を観て同様に感動した
人達がたくさんいるはず。そういう感動をもっと共有したいし語りたい。
何よりもその作品を作った職人に拍手と最高だったぜ!という言葉を伝えたい。
私が見る側にも祭りは出来ないか?なんていってブログを開設したのも「見る専祭り」を始めたのも
単純にMEMORY2を観た感動をwhoPに伝えたかったという理由でした。
そのくせ感想を書くまでに時間をかけすぎましたが。
全然関係ない話ですが、ニコマスwikiの今北産業ページのトップ画像は2種類あるのですが
そのうち片方はMEMORY2をイメージして作ってみました。
2週間ほど前からランダム表示されています。もうすぐ変え時かなあ。whoP、素晴らしい作品を本当に有難う。
この作品は俺の中でいつまでも輝いています!
- 2008/03/29(土) 01:51:31|
- ニコマス作品感想
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